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誹謗中傷の重要知識

Twitterアカウントが乗っ取られた!乗っ取り解消・犯人特定方法

Twitterアカウントが乗っ取られると、フォロワーに迷惑をかけ、信用を失ってしまう事態に繋がりかねません。

もしTwitterアカウントが乗っ取られてしまった場合、早急にアカウントを奪還するために行動する必要があります。
さらに、悪質なケースであれば、乗っ取り犯に対する損害賠償請求等もご検討ください。

今回は、Twitterアカウントが乗っ取られたケースにおける、乗っ取り解消・犯人特定・損害賠償請求の方法などを解説します。

1.Twitterアカウントが乗っ取られた際の主な影響

Twitterアカウントが乗っ取られると、以下に挙げるような様々な悪影響が発生してしまいます。

(1) フォロワーにスパムDMが送られる

Twitterアカウントの乗っ取りは、フォロワーに対してアフィリエイト広告などが含まれたDM(ダイレクトメッセージ)を大量に送付することを目的として行われることがあります。

この場合、フォロワーに対して大量のスパムDMが送付されることになってしまうでしょう。

スパムDMを受け取ったフォロワーは、あなたに対して不快感を覚え、フォローを解除してしまうかもしれません。
また、友人などが実際にスパムDMに記載されているリンクをクリックしてしまい、消費者被害に遭ってしまう可能性すらあります。

(2) 勝手に広告ツイートを投稿される

アフィリエイトの宣伝などを目的とした乗っ取りの場合、スパムDMのほか、広告ツイートを自動・大量に投稿されるケースもよく見られます。

不必要な広告ツイートが投稿されると、フォロワーに「タイムラインが汚されている」と感じさせてしまい、やはりフォローの解除に繋がってしまいます。

(3) アカウントが第三者に販売される

フォロワー数が多いアカウントの場合、乗っ取り犯が第三者にアカウントを転売する可能性もあります。

ご自身の努力で増やしてきたフォロワーなのに、乗っ取り犯の金もうけのために利用されてしまっては、虚しいことこの上ないことでしょう。

(4) アカウントが使えなくなる

乗っ取り犯にパスワードを変更されると、Twitterアカウントにログインできなくなってしまいます。
後述する方法により、再びログインできるようになるケースもありますが、永久にアカウントが使えなくなってしまう可能性もあります。

もしアカウントが永久に使えないとすると、フォロワーとの交流が途絶えてしまいます。

新しくアカウントを作り直すことはできるとしても、元々いたフォロワーが全員戻ってきてくれるわけではありませんので、失われた繋がりは大きなものとなってしまうでしょう。

2.Twitterアカウントの乗っ取りへの対処法

Twitterアカウントを乗っ取られた場合、ご自身でアカウントにログインできるかどうかによって、その後のとるべき対処法が異なります。

(1) ログインできる場合の対処法

乗っ取り後もご自身でTwitterアカウントにログインできるのであれば、以下の速やかに以下の対応を行いましょう。

①パスワードを変更する

乗っ取り犯に流出していると思われるパスワードは、早急に変更する必要があります。

英字・数字・記号などを組み合わせて、極力複雑なパスワードに変更しておきましょう。

②登録メールアドレスを変更する

Twitterに登録しているメールのアカウントが乗っ取られていて、メールアドレス経由でパスワードの変更等が行われている可能性も考えられます。

そのため、送受信履歴などを確認したうえで、メールアカウント乗っ取りの痕跡が見られる場合には、Twitter上の登録メールアドレスを別のものに変更しておきましょう。

③見覚えのないアプリ連携を取り消す

見覚えのないアプリがTwitterと連携されている場合、そのアプリがスパイウェアとして機能し、パスワードなどを流出させている可能性があります。

設定ページのアプリ連携の項目から、見覚えのないアプリ連携を取り消しましょう。

④2要素認証の設定を行う

2要素認証を設定すると、Twitterアカウントのセキュリティをさらに強化できます。
2要素認証の設定方法については、以下のヘルプセンターをご参照ください。

参考:2要素認証を使う方法|Twitterヘルプセンター

⑤アカウントを削除する

アカウント自体を削除してしまえば、乗っ取り犯にこれ以上アカウントを悪用されることはなくなります。

今後も乗っ取られることが強く懸念される場合には、最後の手段として、アカウントの削除も検討しましょう。

(2) ログインできない場合の対処法

乗っ取り犯にパスワードを変えられてしまい、Twitterアカウントにログインできない場合でも、まだ乗っ取りを解消する方法は残されています。

Twitterアカウントにログインできないときは、以下の対応をとりましょう。

①Twitter社にパスワードのリセットをリクエストする

メールアドレスとユーザー名がわかれば、メール経由でパスワードをリセットできます。

参考:パスワードをリセット|Twitter

②Twitter社のサポートに問い合わせる

パスワードのリセットができない場合は、Twitter社のサポートに連絡をとりましょう。
事情によっては、アカウントのパスワードをリセットするなどの対応を講じてくれます。

参考:お問い合わせ|Twitterヘルプセンター

③知人のフォロワーに連絡する

スパムDMや広告ツイートが乱発されている場合は、知人のフォロワーに連絡して、迷惑をかけて申し訳ない旨を伝えましょう。

FacebookやInstagramなど、別のSNSを通じて連絡するのも一つの手段です。

3.Twitterアカウントの乗っ取り犯を特定する方法

Twitterアカウントの乗っ取り犯は、Twitter社に対して「発信者情報開示請求」を行うことで特定できる可能性があります(プロバイダ責任制限法4条1項)。

発信者情報開示請求は、インターネット上での情報流通によって被害を受けた方が、損害賠償請求などを行う前提として、加害者の個人情報の開示を求める手続です。

Twitter社は、乗っ取りに用いられた端末のIPアドレスなどを保有しているので、そこから辿っていくと、乗っ取り犯の個人情報の開示を受けられる場合があります。

発信者情報開示請求の詳細については、以下の記事をご参照ください。

[参考記事] ネットで誹謗中傷した犯人(投稿者)を特定できる?

4.Twitterアカウントの乗っ取り犯の法的責任を追及する方法

Twitterアカウントの乗っ取り犯の法的責任を追及する方法として、損害賠償請求と刑事告訴の2つが考えられます。

(1) 損害賠償請求

乗っ取りによって何らかの被害を受けた場合、乗っ取り犯に対して損害賠償を請求できます(民法709条)。

損害賠償請求を行う際には、具体的に発生した損害についての証拠を確保することが大切です。

損害賠償の請求

(2) 刑事告訴

Twitterアカウントの乗っ取りは、不正アクセス禁止法違反に該当する犯罪行為です。
悪質な乗っ取り事案であれば、警察に対して被害届の提出または刑事告訴を行えば、捜査が開始される可能性があります。

また、乗っ取られたアカウント上で、アカウント保有者に対する誹謗中傷や暴露などが行われた場合、名誉毀損罪(刑法230条1項)などで刑事告訴することも可能です。

刑事告訴

5.Twitterアカウントの乗っ取りの原因と予防策

Twitterアカウントが乗っ取られる原因を把握し、適切な予防策を講じておけば、乗っ取りの被害に遭う可能性はかなり減少します。

Twitterアカウント乗っ取りの主な原因と予防策は、以下のとおりです。

(1) ウイルスやスパムウェアによるパスワードの流出

Twitterへのログインに用いた端末がウイルスに感染している場合や、端末にスパムウェアがインストールされている場合には、Twitterパスワードが不正に外部送信されている可能性があります。

ウイルスやスパムウェアによるパスワード流出を防ぐための対策としては、セキュリティソフトなどを適切に導入することが効果的です。

(2) フィッシングサイトからの流出

電子メールやSMSなどを通じて、有名企業のホームページなどに似せたウェブページに誘導し、ユーザーが入力した個人情報を盗む「フィッシング詐欺」が横行しています。

フィッシングサイト経由でTwitterのパスワードが流出する事態を防ぐためには、不審な電子メールやSMSに掲載されたリンクをクリックしないよう心がけることが大切です。

(3) パスワードの使いまわし

複数のサイトでパスワードを使いまわしていると、一つのサイトでパスワードが流出した際、他のサイトにも並行して不正アクセスされるおそれがあります。

情報セキュリティの観点からは、パスワードの使いまわしをやめて、サイトごとに異なるパスワードを設定しましょう。

パスワード管理アプリなどを使えば、サイトごとに異なるパスワードを設定したとしても、パスワード管理がかなり容易になります。

6.Twitterアカウントの乗っ取り被害は弁護士にご相談を

Twitterアカウントの乗っ取り被害に遭った場合、フォロワーとの信頼関係を失ってしまったり、知人に迷惑をかけたりする事態になりかねません。

乗っ取りによって被害が生じた場合、乗っ取り犯に対する損害賠償請求や刑事告訴を行うことをお勧めいたします。
弁護士にご相談いただければ、乗っ取り犯の特定から損害賠償請求・刑事告訴の手続まで、一貫してサポートいたします。

受けた被害をできる限り回復できるように尽力いたしますので、Twitterアカウントの乗っ取り被害に遭った方は、お早めに泉総合法律事務所の弁護士までご相談ください。

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